かながわ労働プラザ(Lプラザ)

ビル外観図乗込階平面図

入館しやすさを追求した
開かれた空間

横浜の代名詞ともいうべき中華街や元町商店街への最寄り駅、「JR石川町駅」の近くに、神奈川県がかねてより建設を進めていた「かながわ労働プラザ」(通称、Lプラザ)が完成しました。

Lプラザの主な目的は、産業構造の転換・高齢化の進展・女性の職場進出・外国人労働者問題といった複雑多様化する昨今の労働環境の変化に対応し、働く人々のニーズに応えるサービスの提に務めようというもの。そのためビルには、主な機能として労働行政に携わる5機関が入居。また関係7団体が、総合的な労働相談やビジュアルでわかりやすい資料による労働情報を迅速に提供するなど、さまざまな面から皆様をサポートします。

交流・集会のための多目的ホールや大小会議室、トレーニングルームなども備え、これからの時代を担う総合労働行政サービス施設として、各方面から期待が寄せられています。

設計は、相談・執務・集会・福祉という複合的用途をもつ建物の性格上、障害暑や高齢者などの利用も多く予想されるため、当初から来館署の立場を最優先に計画が練られました。開放的な完間を備えることで入館しやすさを追求するなど、各所にこまやかな配慮の行き届いた設計が特徴です。

また外観は、新時代にふさわしい労働行政サービス機関としてのシンボル性をアピールすべく、落ち着いた雰囲気の中にも21世紀への志向を織り込んだデザインを取り入れ、正面の入口と屋上に設けたゆるいカーブ屋根は、街のランドマークとなるべく計画されました。

全80台収容の駐車場
内55台を機械式で

Lプラザには「自走式平面駐車場」と「機械式駐車設備」の2つの駐車場が設けられています。乗り込み口は共にスロープで降りた地下1階。

自走式駐車場には、車椅子の利用者のための車場の他に一部、2段式駐車設備も配置されています。さらに、機械式駐車設備は2機種設置。建物の収容台数め台の内、3分の2以上を占める55台がここに収められます。

普通乗用車用としては、ターンテーブル内蔵式の3段箱型多層循環方式(38台収容)。また大型乗用車用としては、ターンテーブル外置式の3段箱型多層循環方式(17台収容)を採用。狭いスペースを有効に活用することで、効率の良い駐車台数が確保されています。

機種名
多層循環方式SPパーク
延床面積
13,866m²
構造規模
地上9階、地下2階
収容台数
55台

ターンテーブル外置式三段箱型多層循環方式乗込口

ターンテーブル内蔵式三段箱型多層循環方式乗込口

Lプラザエントランス