ハレミライ千日前

文化芸術施設「ハレノワ」 外観複合施設「ハレミライ千日前」

文化芸術施設の誘致で、
かつての賑わいを取り戻す

大小を問わず地方都市が抱える中心地の空洞化問題。岡山市の千日前地区も、以前は岡山を代表する娯楽街でしたが、近年は空き店舗や老朽化した建物が増え、人通りが減少し、よくあるシャッター街といった状況でした。そこで誘致されたのが、新しい文化芸術施設です。

計画から10年、約3年の工事期間を経て、複合施設「ハレミライ千日前」として2023年3月に竣工。地下2階、地上20階、延べ床面積39,406㎡のこの施設には、中四国で唯一3つの劇場を備えた文化芸術施設「ハレノワ」のほか、8~20階には中間免震構造(5階下部)、内廊下、全住戸オール電化を採用したレジデンス84戸、アートギャラリーやアートサロン、オフィス、カフェなどの店舗が入居の予定です。

今年9月の「ハレノワ」グランドオープンに向け、岡山市内ではイベントの開催や商店街の空き店舗を利用した交流スペースの設置などが行われています。そのため、県内外からの関心度も上昇しており、今後はさらに、注目が集まる施設になると言えます。

81台を収容
大容量の機械式地下駐車場

空き店舗が目立つ商店街にはコインパーキングなどは存在しましたが、都心にある、レジデンスと文化施設を備えた、政令指定都市岡山市を代表する施設には、景観、駐車専用スペースという観点から、大型の地下駐車場は必要不可欠でした。また、その駐車場は大型車への対応も必須。そこで採用されたのが、意匠性を創出できる日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」でした。

「フレキシブルパーク」の直感的な操作性も、不特定多数の人が操作する可能性がある場所には最適です。さらに、日精独自のルート解析システムで、4層に収納された81台の車は、安全性を確保しつつ、スピーディな車の取り出しを実現。地域を代表する大型複合施設を、日精の先端技術とノウハウがしっかりと支えています。

フレキシブルパーク

機種名
フレキシブルパーク
延床面積
約39,406m²(全体)、19,633.13m²(劇場)
構造規模
地上20階、地下2階
収容台数
81台

断面図

据付階平面図

オートドア閉時

オートドア開時

乗降室(フォークリフト2本柱 180度トレー旋回)

格納部(リフト部周辺)

格納部(側面)

格納部(奥側正面)