品川リハビリテーションパーク

ビル外観図

地域包括ケア実現のための
都市型モデル施設が品川区に誕生

JR品川駅とJR五反田駅を結ぶ幹線道路にほど近い東京都品川区の御殿山小学校跡地に今年6月、病院・老健・図書館から成る全国的にも珍しい複合施設「品川リハビリテーションパーク」が誕生しました。

本施設は、図書館部分を品川区が、病院・介護老人保健施設を公益財団法人河野臨牀医学研究所がそれぞれ整備・運営を担当。地上8階・地下1階建て、延べ床面積11,581平方メートル。1階が受付およびリハビリ・外来、2階が品川区立図書館、3階・4階が介護老人保健施設、5〜8階が病院とその関連スペースというフロア構成になります。

外観は重層する軒と植栽による構成を特徴としており、アプローチの軒下空間は3施設全ての利用者を温かく迎えます。また、軒は地域と繋がる透明感のある奥深い表情を生み出すとともに、仰ぎ見る街ゆく人々への温かみあるファサードを形成。フルハイトの開口部を通して居室天井が外部軒へと繋がり、都市型建築でありながら空への広がりを感じさせる明るく開放感のある内部空間を作り出しています。

MCP(医療継続性能)対策として、大規模災害時には1階エントランスをトリアージスペース、リハビリテーションルームを福祉避難所として活用。近接する急性期病院や避難所である小学校との連携が図られます。さらには、健康講演会の開催や入所者・入院患者の書籍利用など、図書館や同敷地内に建つ小学校との連携も積極的に推進。区民のための新たな地域包括ケアの実現に向けて、中心施設としての役割が期待されています。

日精の次世代型パーキングシステムに
より高い安全性と快適性を兼備

施設の特性上、曜日や時間帯を問わず多くの訪問者が見込まれる「品川リハビリテーションパーク」では、駐車設備に日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」が導入されました。平面効率の高さと優れたコンパクト性により、計15台の収納台数を確保。ターンテーブルの内蔵と90度トレー旋回により、ハイスピードな入出庫も可能にしました。

機種名
水平循環方式フレキシブルパーク
延床面積
11581.36m²
構造規模
地上1階、地下8階
収容台数
15台

乗込階平面図

据付階平面図

オートドア開閉時

オートドア開閉時

乗降室内(90°トレー旋回方式)

駐車場格納部A

駐車場格納部B

駐車場格納部C