堺中央メモリアルホール

ビル外観図ビル外観図

優しさあふれる空間と設備が
JR堺市駅前という好立地に実現

戦国時代には商都として栄え、豪商たちによる自治を行った町人文化の町、堺。地の利に優れ、商いの伝統を伝えるこの町は、現代にあっても、大阪、京都、神戸に次ぐ関西第四位の人口規模を誇る中核都市です。

堺中央メモリアルホールは、地下1階、地上6階建て。JR阪和線・堺市駅前に、全国でも類を見ない設備と規模と立地を誇る総合葬儀会館として、平成15年3月にグランドオープンしました。

1階には、総合案内所のほか、あらゆる仏事の相談に応じるギャラリーや貴賓室が、2階には会食会場が設けられ、3階から5階までは、宿泊設備も備えた葬儀式場となっています。また、6階には法要や、密葬のための部屋があります。

JR堺市駅近くには、市営駐車場を併設した市立斎場があり、当ホールの立地条件としては、望みうる最上のものですが、住宅地に囲まれた市の中心街に葬儀会館を建設するにあたっては、様々な配慮と理解が求められました。

隣接する高層マンションや商業施設との景観にふさわしく、外壁には御影石とタイルを採用。デザインコンセプトは地中海をイメージしたヨーロピアンスタイルとし、低層階のファサードに独立した表情を持たせることによって、地上6階の重圧感を感じさせない外観を作りました。

さらに、近親者で行う家族葬から、大人数の会葬者が行き来する社葬・団体葬、法要まで、あらゆる状況や要望に合わせたセレモニーが可能な、施設とサービスを実現させることによって、地域になくてはならないランドモニュメントとしての充実を図りました。

1階の仏事ギャラリーでは、あらゆる仏事のしきたりや、墓地・墓石の相談に応じるほか、貴賓室やレンタル衣装室も開設。各階の葬儀式場には、ドリンクバーやバス・トイレ・宿泊設備など必要なもの全てが整えられ、遠方からの来訪者にも好評です。

また、1,000名を超える団体葬には、3階フロアで対応。4階と5階は、家族専用の特別貸し切りフロアとして、通夜から告別式までの大切な時間を、あたかも自宅で過ごすようなアットホームな空間として確保しました。

式場には、車椅子の方も気兼ねなく参列できるよう、そのためのスペースも設けられています。世界最大の墳墓・仁徳陵古墳のある町に誕生した、ラグジュアリーなメモリアルホールは、都市における新時代の葬送観にふさわしい施設として、近隣住民からも高い評価を得ています。

同時刻に集中する来訪者を
スピーディに収容する『ELパーキング』

ホール地下1階部分には、収容台数92台のELパーキングを設置しました。葬儀会館という建物の性質上、来訪者の出入りは同時刻に集中することが予想されたため、駐車設備の選定に際しては、駐車台数の確保とともに、スピーディな入出庫が何よりも重要視されていました。その一方で、駅前商業地域という立地により、スペースには限りがあります。

日精の『ELパーキング』の特徴は、そのスピーディな入出庫能力にあります。フォーク式エレベータリフトの採用により、短時間に集中する車の流れを円滑に処理したい、というご要望にお応えすることができました。

省スペース化というもうひとつの課題にも、90度乗込方式を導入することで、間口寸法を縮小した『ELパーキング』が最適との支持をいただきました。

堺中央メモリアルホールには、特殊車両用の平面駐車スペースとともに、3基の『ELパーキング』を配置。来場した施設利用者を、最初に迎えるエントランス設備として、クォリティの高いサービスの一端を担っています。

機種名
エレベーター方式フォーク式ELパーキング
延床面積
   ―
構造規模
   ―
収容台数
92台

乗込階平面図(B1階)

乗込口の閉口時

乗込口の開口時