小学館新社屋

外観図

先進的な機能を備えた新社屋が
「世界一の本の街」に完成

『週刊少年サンデー』や『ビッグコミック』などの発行元として知られる大手総合出版社、小学館。

「世界一の本の街」=神保町に建つその本社ビルが2016年9月30日、先進的な機能を備えて生まれ変わりました。2013年9月の建物解体に先立ち、藤子不二雄Aさんや浦沢直樹さんら同社にゆかりの深い漫画家が1階応接ロビーの壁面や窓ガラスに描いた落書きを「ありがとう!小学館ビルラクガキ大会」として一般公開するや、約8,000人の漫画ファンが訪れ、大きな話題となったのを覚えている方も多いのではないでしょうか。

それから3年の歳月を経てついに完成した新社屋は、地下2階・地上10階、延床面積は約17,910平方メートル。「地震に強い建物にすること」「長時間稼動するオフィスで省エネルギーと快適なオフィスをつくること」「限られた敷地面積内で最大限のオフィス空間をつくること」をコンセプトに計画され、地上1階と地下1階の中間階で免震構造を採用。建物と地盤の免震クリアランスを確保するために、1階と2階の建物面積を狭くし、外壁を斜めにすぼめているのが特長です。

安全かつスピーディーな入出庫を
日精の「フレキシブルパーク」が実現

都営三田線「神保町」駅に直結する白山通り沿いにあり、曜日や時間帯に関係なく交通量や人通りが多い立地の特性上、駐車設備は安全かつスピーディーに車の入出庫を行える必要がありました。その要望に応えたのが、日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」です。優れた平面効率で、大型ハイルーフ26台と大型車20台の計46台の収容を実現。ターンテーブルの内蔵と180度トレー旋回により、ハイスピードな入出庫も可能にしました。

また、免振構造に対応したリフトを採用し、地震時の激しい揺れを軽減。最新の安全設備を導入することで、駐車設備と車の破損を防ぐ高い安全性も兼備しています。

機種名
水平循環方式フレキシブルパーク
延床面積
17,799.15m²
構造規模
地上10階、地下2階
収容台数
46台(大型ハイルーフ26台、大型車20台)

乗込階平面図

据付階平面図

乗込口スペースオートドア開閉時

乗込口スペースオートドア開閉時

2層・41台駐車スペース

構造体を避けたレイアウト

構造体を避けたレイアウト

構造体を避けたレイアウト