御殿山プロジェクト

ビル外観図大型車に対応した広々とした乗込口スペース

自然との共生を目指す
御殿山エリアの再開発計画

六本木、汐留、丸の内、代官山……、次々と誕生する東京の新名所に、今年またひとつ巨大な“街”が加わることになりました。それが、ソニー創業の地である品川区の御殿山エリアを、積水ハウスが再開発する「御殿山プロジェクト」です。

江戸幕府の第三代将軍、徳川家光によって茶会や大名接待、鷹狩りの休息地として建てられた「品川御殿」がその名の由来となった御殿山は、大名や華族の屋敷が立ち並び、明治以降は財界人の私邸や大使館などが数多く点在。その後も脈々と歴史を受け継ぎ、今なお都内有数の邸宅地としてその風格を残しています。

また、城南五山に囲まれた緑豊かなこのエリアは、風光明媚の地としても古くから知られ、花見の名所として浮世絵にたびたび登場。現在では「品川百景」に選定され、春には桜、秋には紅葉と、季節の移り変わりとともに、さまざまな表情を見せてくれます。

2011年に竣工する今回のプロジェクトでは、延べ28,000平方メートルの敷地を四つのブロックに分けて開発。いずれのブロックも建築物は景観への配慮から超高層ビルではなく、横へと拡がる重厚低層な外観となっています。

「Aブロック」の敷地面積は、4ブロックのうちで最大の約15,900平方メートル。そこにオフィスと店舗で構成される地上9階・地下1階のビルが建設されます。オフィスの1フロア賃床面積は国内最大級の約6,750平方メートル。吹き抜けや緑豊かな昇り庭に加え、屋上にはテラスを設けるなど、来訪者が光と風を感じることのできる環境を配慮した設計が特徴です。

同じくオフィスゾーンとなる「Cブロック」は、敷地面積が約6,800平方メートルで、こちらには地上6階・地下2階のオフィスビルが建設されます。

「Bブロック」と「Dブロック」は、「プライムメゾン御殿山EAST/WEST」と名付けられた住宅ゾーンとなります。ともに地上3階・地下2階の高級レジデンスで、総戸数が48戸となる予定です。

また、私道と建物を仕切るように植栽された「緑のスクリーン」や既存樹の大ケヤキなど、御殿山の自然をそのまま切り取ったようなさまざまな樹木が、都内有数の高級住宅街の風格にふさわしい気品ある佇まいをもたらしています。

入居者の満足感を高める
日精のパーキングシステム

次世代の邸宅を支える駐車設備として、プライムメゾン御殿山EAST/WESTに選ばれたのが、日精のパーキングシステムでした。

EASTには空間効率に優れた多層循環箱型方式SPパークを、WESTには乗り込み口の省スペース化が可能な水平循環方式LEVELパークを、それぞれの条件に応じて設置。

収容台数はEASTが23台で、WESTは25台。どちらも騒音・振動対策として浮床仕様(建築工事)を採用しているのに加え、夜間の速度変更も可能な仕様となっています。

また今回、一階乗込み室のデッドスペースの角をパイプスペースとして有効活用。機能性と快適性を追求する日精のパーキングシステムは、さまざまな建築条件に応じて、お客様のニーズに最大限お応えしてまいります。

機種名
多層循環箱型方式SPパーク
延床面積
4084.06m²
構造規模
地上3階、地下2階
収容台数
23台

乗込階平面図(Bブロック)

ビル外観図

オートドアは横開き方式を採用

Dブロックは水平循環方式LEVELパークを導入

Bブロックは前進入出庫ができるターンテーブル内蔵型