資生堂銀座ビル

ビル外観図

創業の地・銀座に
資生堂の新たな「価値創造拠点」が誕生

アジアを代表するグローバルプレイヤーを目指し、人々の美と健康を支援する化粧品を中心としたさまざまな商品やサービスを展開している資生堂。その原点である創業の地・銀座に2013年10月、地上10階・地下2階建ての本社新社屋「資生堂銀座ビル」が完成しました。 設計デザインは「先進性・豊かさ・オリジン」というコンセプトのもと、高い耐霞性や環境配慮など最新エコ技術を導入すると同時に、外装から内装の細部に至るまで、自然素材やデザインモチーフを新しい表現で展開しています。

基調となるデザインには同社を象徴する「花椿」や「唐草模様」を使用。とりわけ印象的な、銀座の街に流麗な景色を生み出す建物外装のアルミシェードは、有機的なラインで描かれたオリジナルの「未来唐草」で構成されています。

上層の5フロアはワークプレイスとし、オフィスとともに外部人材との接点となるクリエイティブスペースを設置。低層には1階エントランスホールのウィンドウディスプレーから3階の多目的ホール「資生堂花椿ホール」まで繋がる情報受発信のための展示・イベント機能を持たせ、高級フレンチレストラン「ロオジエ」といった銀座エリアの発展に寄与する施設も併設されています。

資生堂の美意識を体現するとともに、同グループのミッションである「美しい生活文化の創造」の実現に向けてさまざまなクリエイティブを発信する、新たな拠点が誕生しました。

革新の「フレキシブルパーク」で
45台の収容台数を確保

資生堂銀座ビルの駐車設備は、空間を最大限に有効活用でき、充分な収容台数を確保できることが必須条件でした。それらの条件をクリアするパーキングシステムとして選ばれたのが、日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」です。

今回の物件は端部リフトを使用するとトレーが1枚無駄になってしまう配置だったため、その問題を解決するべく、4本柱リフト(スクエアリフト)を採用。結果、無駄なスペースを作ることなく、5×5の25マスを有効利用し、バリアフリー対応で計45台の収容を実現しました(22台分はハイルーフにも対応)。

また、付置義務である「荷捌き駐車場」(1台分で最小でも6ミリ×4ミリ以上必要)を1階に作らず、代わりに荷捌きの車両に対応できる大型のカーリフト(自動車用エレベーター)を導入。コストもかかり面積も取ってしまうスロープを作ること無く、地下1階に「荷捌き駐車場」を設置するという、非常に効率的で経済的な設計となっています。

毎日、多くの人が訪れる銀座の最新スポットで、日精の先進技術が活かされています。

機種名
水平循環方式フレキシブルパーク
延床面積
9,957m²
構造規模
地上10階、地下2階
収容台数
45台(ハイルーフ22台)

乗込階平面図

据付階平面図

バリアフリー対応の乗込口閉口時

バリアフリー対応の乗込口開口時

1階からB1階に降り、機械駐車に乗り換える

4本柱のスクエアリフトを採用

下段ノーマルルーフ、上段ハイルーフ収容