
PMO EX本町は、野村不動産の「PMO」シリーズ最大規模となるハイグレードなビジネスオフィスです。
黒を基調とした洗練されたシリーズスタンダードを環境配慮ファサードとしてアップデートした外観が都市の街並みに調和し、存在感が際立ちます。
無柱の整形空間は天井高2.8m、開放感と機能性を兼ね備えています。また、空調は16分割のゾーニングで、フロア全体に快適な環境を提供。免震構造や非常用発電、各階に設置されたTMD(チューンドマスダンパー)など、BCP対策にも万全を期しています。
さらに、止水板の設置や設備配置の工夫により、「水都・大阪」特有の水害リスクにも現実的に対応している点は、大きな特長のひとつです。
5階には、テナントで働く人々がくつろげる専用ラウンジ「HUMAN FIRST SALON」を設置。2〜4階には、少人数から利用できるサービスオフィス「H1O(エイチワンオー)」も併設されており、新たなビジネスが生まれる場としても機能しています。
2駅4路線が徒歩圏内という交通利便性の高さも、この施設の大きな魅力です。
建物全体で高い安全性と快適性を追求するPMO EX本町では、駐車設備にも同様の思想が息づいています。採用されたのは、日精の水平循環方式「フレキシブルパーク」。中型車20台、中型ハイルーフ車18台、自動二輪車2台を効率よく収容できる設計で、都市部における限られた敷地の活用に適したシステムです。
2層構造に加え、ターンテーブルを内蔵し90度旋回機能を備え、車両の入出庫に対応。幅広のオートドア(3,900W×2、145H)を採用し、利用者の入出庫に配慮されています。
さらに、駐車設備にも免震対応設計が施されており、災害時でもビル機能を維持するというBCPの観点からも優れた構造となっています。明快な動線設計や安全性への配慮も行き届いており、利用者にとって安心して使える環境が整っています。
足元からビル全体の信頼性を支えるこの駐車場は、PMO EX本町を裏側から支える存在といえるでしょう。
乗込階平面図
据付階平面図
オートドア開
オートドア閉
1階格納部
2層格納部(中央 自動二輪主用トレー)
自動二輪駐車室スペース
乗降室フラットトレー